上古城村(読み)かみふるしろむら

日本歴史地名大系 「上古城村」の解説

上古城村
かみふるしろむら

[現在地名]小山町上古城

大胡田おおごだ村の西、馬伏まぶせ川支流の立沢たつざわ川の流域に位置し、北は一色いしき村。上古城という小字が残り、字なかまる付近に城郭遺構の切岸状の地形のみられることから中世に小規模な城があった可能性があるが、不詳。寛永五年(一六二八)、徳川忠長重臣村上三右衛門の発給した年貢割付状(高杉家文書)では高四〇石余。同一〇年相模小田原藩領、元禄一二年(一六九九)旗本大久保領(のちの相模荻野山中藩領)となる。宝永五年(一七〇八)いったん幕府領となるが、天明三年(一七八三)小田原藩領に復し、同領で幕末を迎える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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