上国井村(読み)かみくにいむら

日本歴史地名大系 「上国井村」の解説

上国井村
かみくにいむら

[現在地名]水戸市上国井町

水戸城下の西北に位置し、那珂川の東側にある。南は田谷たや村・下国井村。那珂川沿岸は低地をなし、東部は平坦な台地となり、村の中央付近の低地と台地の境目小場江おばえ用水がほぼ南北に貫流する。

「吾妻鏡」の仁治二年(一二四一)五月二九日条に「鶴岡職掌常陸国国井住人悪別当家重、依博奕之科、被解神職」とみえ、弘安大田文には「国井保二十六丁五段大」とある。また常陸国切手郷切手員数注文(税所文書)にも「国井保」の名称がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android