上土口村(読み)かみどぐちむら

日本歴史地名大系 「上土口村」の解説

上土口村
かみどぐちむら

[現在地名]三川町土口どぐち

藤島ふじしま川左岸に位置し、西は押切新田おしきりしんでん村、南は横川よこかわ新田村、北は下土口村。寛永六年(一六二九)石原弥五右衛門は猪子いのこ・土口と長沼ながぬま(現藤島町)の三ヵ所に一〇〇石分の新田開発を許され、同氏の地方知行分として支給された(大泉紀年)。開発は横山よこやま村、廻館まわたて(現余目町)からの移住者によってなされた(三川町史)。元禄一二年(一六九九)の庄内領郷村帳(酒井家文書)に村名がみえ、高二四石余。天保郷帳では高五八石余。弍郡詳記でも同高で、免四ツ九分、家数一五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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