上圷村(読み)かみあくつむら

日本歴史地名大系 「上圷村」の解説

上圷村
かみあくつむら

[現在地名]桂村上圷

那珂川右岸の沖積低地上に位置し、北は北方きたかた村・あわ村。桂川が西から東へ流れ、烏山街道が南北に貫く。

古くは下圷村とともに石塚いしつか(現常北町)の一部であったといわれ、「水府志料」の下圷村の項には「古より申伝には、十八道いしな坂の石大に長じて天をつらぬき、日本は間をなし申候時、諸神寄合給ひ、志津の明神その石を三に蹴折り給ふ、本は石神、中は石塚、うらは石井村に止りしとなり、依石塚の名起れり、上下圷はいにしへ石塚の中と云」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android