上塩原村(読み)かみしおばらむら

日本歴史地名大系 「上塩原村」の解説

上塩原村
かみしおばらむら

[現在地名]塩原町上塩原

中塩原村の西、ほうき川最上流域に位置し、元塩原化石湖の西部にあたる。縄文時代の要害ようがい遺跡・中山なかやま遺跡などがあり、また要害には治承二年(一一七八)塩原八郎家忠が築いたと伝える要害城(塩原城)跡がある。応永九年(一四〇二)七月一日、諸公事を停止して湯料所として宇都宮興禅こうぜん寺に「塩谷庄内上塩原村湯本等」が寄進されている(「宇都宮満綱寄進状写」寺社古状)近世は初め宇都宮藩領、寛延二年(一七四九)下総佐倉藩領、明和元年(一七六四)再び宇都宮藩領となり、慶応二年(一八六六)高徳藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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