上多良村(読み)かみたらむら

日本歴史地名大系 「上多良村」の解説

上多良村
かみたらむら

[現在地名]米原町上多良

中多良村の北に位置。多良三村の田畑の水を天野あまの川より取る樋口にあたるところから樋口多良ひぐちたらとも称する(「輿地志略」など)。慶長高辻帳に村名がみえ高六四二石余、うち小物成二石余。江戸時代を通じて彦根藩領。番場ばんば宿の助郷役を勤めた(坂田郡志)。元禄八年大洞弁天寄進帳によると人数四一九、うち寺社方七。当村の漁師たちは多良川(現天野川)の網地垣をめぐって朝妻あさづま村の北走井はつそいとの間で争論を繰返している(多良文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

1969年から続く英国の文学賞「ブッカー賞」の翻訳書部門で、他言語から英語に翻訳された優れた作品に贈られる。翻訳者の仕事を重視し、賞金5万ポンド(約970万円)は作家と翻訳者で折半される。2005年...

国際ブッカー賞の用語解説を読む