上大槻村
かみおおづきむら
[現在地名]秦野市上大槻・室町
西方で水無川と室川が合流して東へ流れ、北方で東に流れる金目川に合流する。東は下大槻村、南は大竹村・尾尻村、北・西は曾屋村に接する。波多野道が中央を東西に通る。明治一六年(一八八三)には室川の出水により、金目川との合流地点付近の流路が変化している。明徳四年(一三九三)三月晦日の関東公方足利氏満御教書(県史三)には鎌倉浄光明寺領として「大槻村」とみえる。小田原衆所領役帳には、富永弥四郎「百貫三百卅四文 中郡大槻上下」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 