日本歴史地名大系 「上市浦」の解説
上市浦
かみいちうら
[現在地名]観音寺市観音寺町 上市町・川原町
観音寺村の北、の役として上市から太郎衛門・七郎太郎・左衛門五郎・楠法師らが、惣集の役者のなかにも太鼓の役、小鼓の役として上市から源四郎・孫太郎らが役に付いており、上市には音曲に携わる者たちの集落があったと考えられる。江戸初期の高は一一七石余(円亀領郷村高辻帳)。元禄一一年(一六九八)の観音寺居所境内調書(観音寺市教育委員会蔵)では高一四九石余、家数一一三・人数七〇六、加子一二軒、舟二。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報