上市神新田村(読み)かみいちがみしんでんむら

日本歴史地名大系 「上市神新田村」の解説

上市神新田村
かみいちがみしんでんむら

[現在地名]酒田市穂積ほづみ

門田もんでん村の西、日向につこう川下流左岸に位置する。正保庄内絵図(本間美術館蔵)に下市神新田村とともに市神村とみえ、高六五石余。貞享年間(一六八四―八八)の村組付(飽海郡誌)では一二五石余。同四年草刈地の鷹尾たかお山山札六枚の代として米一斗二升を納めている(「鷹尾山新古留帳」相馬文書)。享和三年(一八〇三)の家数二五・人数一三九(「村数家数人高控帳」斎藤文書)庄内要覧によると免五ツ三分、家数二四。日向川は鳥海山を水源とする急流で、当地で西から南に流れを転じて湾曲し小湊こみなと村で日本海に注いでいたため、当村は大雨のたびに洪水となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android