上当間村(読み)かみどうまむら

日本歴史地名大系 「上当間村」の解説

上当間村
かみどうまむら

[現在地名]藤枝市上当間

水守みずもり村の東に位置し、葉梨はなし川右岸の平坦地に立地する。志太しだ郡に属し、北は益津ましづ郡下当間村。永禄二年(一五五九)一二月二七日の今川氏真判物写(朝比奈文書)に上当麻とみえ、朝比奈あさひな(現岡部町)の土豪朝比奈氏の知行地であった沓谷くつのや(現静岡市)の替地として与えられている。元亀三年(一五七二)一二月一九日、武田信玄は伊勢から招聘した海賊衆小浜景隆に上当麻一五七貫八〇〇文などの知行地を与えている(「武田信玄判物」小浜文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android