朝日日本歴史人物事典 「上杉憲定」の解説
上杉憲定
生年:永和1/天授1(1375)
室町時代の武将。関東管領。憲方の子。安房守。応永1(1394)年に父憲方が死去すると,翌年その遣領と上野・伊豆の守護職を継ぎ,山内上杉氏の当主となる。同6年に鎌倉公方足利満兼が京都の足利義満に背こうとした際,義満の意を受けてこれを諫止し,京と鎌倉の分裂を未然に防いだ。同12年に,31歳で関東管領となり,18年に辞任し翌年死去した。
(山田邦明)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報