ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランカスター朝」の意味・わかりやすい解説
ランカスター朝
ランカスターちょう
Lancaster Dynasty
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中世イギリスの王朝。ランカスター家は、1267年プランタジネット朝ヘンリー3世の次男エドマンドがランカスターLancaster伯に叙せられたことに由来する。14世紀に「公」の称号を受けたが、同家の女と結婚したジョン・オブ・ゴーント(エドワード3世の四男)の代に勢力を強め、王リチャード2世の死により、1399年ジョンの子ヘンリー4世がランカスター王朝を創始(在位1399~1413)。第2代のヘンリー5世(在位1413~22)は百年戦争で華々しい勝利を飾ったが、次代のヘンリー6世(在位1422~61、70~71)のときヨーク家との間にばら戦争(1455~85)が起こり、ヨーク朝のエドワード4世によりヘンリーは廃位されて王朝は滅んだ。
[松垣 裕]
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