朝日日本歴史人物事典 「上村仁右衛門」の解説
上村仁右衛門
生年:生年不詳
江戸後期の義民。幕領(会津藩預所),越後国魚沼郡赤羽村(新潟県大和町)の農民。幕領への編入,割元(大庄屋)制廃止などを要求して,寛政1(1789)年と3年の2度幕府へ直訴した。訴願はほぼ成功し,のちに彼の事績をしのんで義民碑が建てられた。<参考文献>幡本三吉「会津御預所浦佐・六日町両組農民越訴」(『歴史学研究』2巻5・6号),『編年 百姓一揆史料集成』6巻
(大橋幸泰)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報