日本歴史地名大系 「上植木村」の解説 上植木村かみうえきむら 群馬県:伊勢崎市上植木村[現在地名]伊勢崎市上植木本町(かみうえきほんまち)・本関町(ほんせきちよう)・鹿島町(かしまちよう)・三和町(さんわちよう)大間々(おおまま)扇状地扇端部南に位置。北は堀之下(ほりのした)村(現佐波郡赤堀町)、東は下植木村書上(かきあげ)・蓮(はちす)村、南は下植木村、西端を粕(かす)川が南流する。東部は書上にある大井戸(おおいど)の湧水により開析された谷地が南北にあり、西側は微高台地をなす。集落はこの台地上にある。当地に東山道佐位(さい)駅が置かれたとする説がある。建長三年(一二五一)五月二五日に赤堀(あかぼり)(現赤堀町)住人県入道が「樹(うえきの) 市」のなかで来月二日に往生するから結縁にくるようにと諸人に告げたという記事が「念仏往生伝」にみえる。享徳四年(一四五五)と推定される四月晦日付の足利成氏書状写(正木文書)などによると、岩松持国が佐野宮内少輔知行の「上州植木郷」を押領して、古河公方足利成氏からとがめられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by