日本歴史地名大系 「上武士村」の解説 上武士村かみたけしむら 群馬県:佐波郡境町上武士村[現在地名]境町上武士保泉(ほずみ)村の東に位置し、平坦地ではあるが緩やかな丘陵地帯もあり、明治の頃まで古墳の多い村であった。村の西方を粕(かす)川が南流し、南方を広瀬(ひろせ)川が東流する。古くは東南に接する下武士村と一村で武士村と称したが、慶長年間(一五九六―一六一五)二村に分れたという(佐波郡誌)。「長楽寺永禄日記」永禄八年(一五六五)正月二〇日条に上武士とみえる。寛永二年(一六二五)「新田郡武士村」内一八六石余が野々山新兵衛尉に、「武士郷」二〇〇石が加藤権右衛門に与えられた(記録御用所本古文書)。寛文郷帳では高二九〇石、畑方のみ、旗本野々山領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by