コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

新義真言宗 しんぎしんごんしゅう

5件 の用語解説(新義真言宗の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

新義真言宗
しんぎしんごんしゅう

古義真言宗の対語。新義派ともいう。興教大師覚鑁 (かくばん) を祖とする豊山 (ぶざん) ,智山の両派をいう。覚鑁は保延6 (1140) 年に高野山東寺派の真言宗の主張している大日如来本地法身説に対し,自性加持説を唱えたため分裂し,和歌山県根来 (ねごろ) に退いて一乗山円明寺を開創した。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

しんぎ‐しんごんしゅう【新義真言宗】

覚鑁(かくばん)を宗祖とし、大日如来の加持身(かじしん)説法の新義を唱えた真言宗の一派。根来山(ねごろさん)大伝法院を本山としたが、のち、智山(ちざん)豊山(ぶざん)両派に分かれた。新義派。→古義真言宗

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

しんぎしんごんしゅう【新義真言宗】

高野山を拠点とする空海以来の真言宗(古義真言宗)に対し,紀州根来(ねごろ)寺に拠った覚鑁(かくばん)を宗祖とする一派。現在は京都智積(ちしやく)院を本山とする真言宗智山派と,奈良県桜井市長谷寺を本山とする真言宗豊山(ぶざん)派が二大宗派で,根来寺は別に新義真言宗本山を称する。 平安時代末期の僧興教大師覚鑁は,肥前国に生まれ,仁和寺興福寺東大寺を経て高野山に登り,鳥羽上皇の絶大な信任を得て,1132年(長承1)山上に大伝法院,密厳(みつごん)院を建立し,また,伝法会料として紀伊国7ヵ荘の寄進を受けた。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

しんぎしんごんしゅう【新義真言宗】

空海を高祖とし、覚鑁かくばんを宗祖とする真言宗の一系統。本地身説法を説く高野山の教学(古義)に対し、加持身説法などの新義を唱えたもの。覚鑁が開いた大伝法院根来寺を中心としていたが、のちに智山(京都智積院)・豊山(大和長谷寺)二派が分派成立。新義派。 → 古義真言宗

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新義真言宗
しんぎしんごんしゅう

真言宗の一派。古義真言宗に対する。紀州根来寺(ねごろじ)(和歌山県岩出市)を開いた覚鑁(かくばん)(1095―1143)を派祖とし、その後、大和(やまと)長谷寺(はせでら)(奈良県初瀬町)を総本山とする豊山派(ぶざんは)、智積院(ちしゃくいん)(京都東山七条)を総本山とする智山派(ちざんは)とに分かれる。[宮坂宥勝]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の新義真言宗の言及

【真言宗】より

…さらに1288年(正応1),大伝法院方の頼瑜は高野山金剛峯寺と袂別(べいべつ)し,大伝法院などを根来の地に移し,根来寺として新たな出発を行った。これがのちの〈新義真言宗〉の成立であり,これに対して従来の系統をのちに〈古義真言宗〉と呼ぶようになる。頼瑜は,金剛峯寺の法性,道範らの教主本地身説に対して,教主加持身説を説いた。…

【根来寺】より

…和歌山県那賀郡岩出町にある新義真言宗の本山。根来山大伝法院と号し,根来寺は通称。…

※「新義真言宗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

新義真言宗の関連キーワード大師流海を山にする海を渡る真言八祖井蛙大海を知らず精衛海を塡む天空海闊・天空海濶天空海闊空海の風景佐伯田公

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

新義真言宗の関連情報