上灘(読み)かみなだ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「上灘」の意味・わかりやすい解説

上灘
かみなだ

愛媛県中西部、伊予市双海(ふたみ)町地区の中心集落。旧上灘村。江戸時代大洲(おおず)藩の御蔵船番所があった。また、伊予灘のイワシ漁の基地として栄えた。国道378号が通じ、JR予讃線の伊予上灘駅がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「上灘」の意味・わかりやすい解説

上灘
かみなだ

愛媛県中部,伊予市南西部双海の中心集落。伊予灘に面し,上灘川河口に位置する。旧町名。 1955年下灘村と合体して双海町となる。 2005年双海町の合併に伴い伊予市となる。 1970年頃まで「さらしろう」の生産が盛んであった。温州みかん栽培が主産業。水産加工業も行なわれる。 JR予讃線伊予上灘駅がある。

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世界大百科事典(旧版)内の上灘の言及

【灘五郷】より

…灘目とは灘辺という意味で,東は武庫川口より西は旧生田川の近傍にいたる,沿海およそ24kmばかりの地域の総称である。具体的には灘目は上灘と下灘からなり,上灘は摂津国菟原(うはら)郡,下灘は同国八部(やたべ)郡に属し,これに武庫郡の今津を加えた灘三郷が,江戸積摂泉十二郷酒造仲間の12郷のうちの3郷を形成していたのである。この12郷は灘三郷のほかに,大坂,伝法,池田,伊丹,尼崎,北在,兵庫,西宮,堺からなり,江戸時代中期における江戸積酒造仲間を結成して,この12郷に限って江戸積酒造業の営業を独占していた。…

※「上灘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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