上玉・揚玉(読み)あげたま

精選版 日本国語大辞典 「上玉・揚玉」の意味・読み・例文・類語

あげ‐たま【上玉・揚玉】

〘名〙 (「あげだま」とも)
① (上玉) 近世の兜の頂上にある息出し穴のまわりの装飾金具の名。玉縁(たまべり)を高く竹の筒形にこしらえたもの。
洒落本・通人の寐言(1782)下「かぶとの名ところは、てんぐう、あげだま、八まんざ」
打毬(だきゅう)で、予定数の毬(まり)を早く毬門(きゅうもん)に入れ終わった組が、勝利決定のしるしとしてさらに投げ入れる金色の毬。
③ てんぷらを揚げる時にできる、ころものかす。揚げかす。てんかす。
球状につくったさつまあげ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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