上田代新田(読み)かみたしろしんでん

日本歴史地名大系 「上田代新田」の解説

上田代新田
かみたしろしんでん

[現在地名]里美村小妻こづま 上田代

小妻村の東南部に位置し、西は笠石かさいし新田。「寛永文書」(茨城県立図書館蔵)の同一六年(一六三九)の記事に「上田代新田」とみえる。享保六年(一七二一)の上田代水帳寄書上帳(高倉信篤氏蔵)に寛文九年(一六六九)検地では二町余、一七石余と記される。開発年代や開発者については不明。「水府志料」「新編常陸国誌」は享保一八年に人家が絶えたとするが、元文三年(一七三八)の上田代月切人別書上(石井保江氏蔵)では一〇人の居住者が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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