上田氏屋敷跡(読み)うえだしやしきあと

日本歴史地名大系 「上田氏屋敷跡」の解説

上田氏屋敷跡
うえだしやしきあと

[現在地名]大竹市小方一丁目

広島藩家老上田氏が佐伯郡の給知の村々を支配するために設けた屋敷で、亀居かめい城のあったしろ山の麓にあった。上田氏は元和五年(一六一九)浅野氏に従って入部し、同年一〇月に一万石を給せられ、寛永一一年(一六三四)には七千石を加増されて小方おがたに配された。村方役所を設けて地方支配にあたったが、給知の三六ヵ村のうち二〇ヵ村が佐伯郡にあり、佐伯郡へはとくに小方に屋敷を設け、家臣を派遣した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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