20世紀日本人名事典 「上田英雄」の解説
上田 英雄
ウエダ ヒデオ
昭和・平成期の内科学者,心臓病学者 日本心臓財団名誉会長;元・横綱審議委員会委員長。
- 生年
- 明治43(1910)年3月12日
- 没年
- 平成5(1993)年10月19日
- 出生地
- 東京都台東区浅草橋
- 学歴〔年〕
- 東京帝国大学医学部医学科〔昭和9年〕卒
- 学位〔年〕
- 医学博士〔昭和17年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 世界放射線医学会金賞(第1回)〔昭和55年〕,ヘベシー賞〔昭和57年〕,勲二等瑞宝章〔昭和59年〕
- 経歴
- 昭和25年東京慈恵会医科大学教授、33年東京大学教授、42年同大病院長、45年東京女子医科大学教授を経て、59年まで中央鉄道病院長を務めた。本来は心臓病が専門だが、放射能による診断も手がけた。第6期学術会議会員、世界核医学会会長を歴任。東大病院長だった43年登録医制度をめぐる紛争で医学部学生17人を処分、一連の東大紛争のきっかけとなった。また横綱・双葉山の主治医をつとめ、41年より横綱審議会委員、平成2〜5年委員長。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報