上竜尾町(読み)かみたつおまち

日本歴史地名大系 「上竜尾町」の解説

上竜尾町
かみたつおまち

[現在地名]鹿児島市上竜尾町・大竜町だいりゆうちようなど

春日小路かすがこうじ町の西に位置し、南は下竜尾町、北は池之上いけのうえ町、西は坂元さかもと(鹿児島県地誌)。天保城下絵図などによれば、下竜尾町との境は竪馬場たてばばまでは大竜寺だいりゆうじ馬場、その南は浄光明じようこうみよう寺および同寺門前に沿って上之原うえのはらへ至る線にあたる。大竜寺馬場には延享元年(一七四四)一門として再興された今和泉島津家(四千六〇八坪)がある。また元文年中(一七三六―四一)寄合に列する若年寄、持高二九石余の河野外記家(五〇六坪)もある(薩陽武鑑)。同家は文政六年(一八二三)の薩州御家中諸役付(高野家文書)では物頭で持高一二八石。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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