上笹子村(読み)かみじねごむら

日本歴史地名大系 「上笹子村」の解説

上笹子村
かみじねごむら

[現在地名]島海村上笹子

笹子じねご川の上流にあたり、こしき川とひのと川の二つの河谷に小集落が散在する。甑川沿いの集落を結んで最上もがみ街道が走り、西久米にしくめで右折すれば甑峠を越え、及位のぞき(現山形県最上郡真室川町)で羽州街道に結び、左折すればまつ峠を越えて院内いんない(現雄勝おがち郡雄勝町)に達する。

慶長一七年(一六一二)の由利郡中慶長年中比見出検地帳(由利郡中世史考)に上篠子村とある。正保三年(一六四六)の出羽国油利郡之内知行高帳(秋田県庁蔵)に、高二六二石一斗七升八合とあり、うち畑は二石九升。また「水損有 旱損有 漆ノ木雑木有リ 新田有リ」と記され、漆や雑木の多い山々に囲まれ、水損・旱損を受けた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む