日本歴史地名大系 「上細工瀬遺跡」の解説 上細工瀬遺跡かみさいくせいせき 高知県:南国市立田村上細工瀬遺跡[現在地名]南国市立田 上細工瀬物部(ものべ)川沿いの標高一一・五メートルの新期扇状地上にある複合遺跡で、弥生後期初頭と古墳時代初頭の遺物を包蔵。遺物の出土状況などから集落関係遺跡とみられる。発見された遺物はすべて土器類で、弥生後期初頭の横手II式土器片と古墳時代初頭のヒビノキIII式土器片が多い。田村(たむら)にある弥生遺跡群は弥生前期から中期にかけて繁栄したようであるが、それ以後は当遺跡のように、その周辺部に集落が形成される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by