日本歴史地名大系 「上船尾宿」の解説 上船尾宿かみふなおしゆく 福島県:いわき市旧常磐市地区上船尾村上船尾宿[現在地名]いわき市常磐関船町浜街道の宿駅で、船尾宿とも称した。延享四年(一七四七)の湯本村明細帳(内藤家文書)によれば、湯本(ゆもと)村と合宿をなし、月のうち一―一五日までの人馬役を勤めた。宿の中央東側に高札場があり、その向いの国井家が問屋、高札場北の国井家が馬宿であった。街道を挟んだ街村の姿が今も残る。文化一四年(一八一七)の人馬賃銭割増(福島県史)によれば、渡部(わたなべ)宿まで一里二〇町で、それまでの本馬五二文・軽尻三五文・人足二文が三割増とされている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by