上萩山村(読み)かみはぎやまむら

日本歴史地名大系 「上萩山村」の解説

上萩山村
かみはぎやまむら

[現在地名]日南町上萩山

船通せんつう(一一四二・五メートル)南麓、南東流する萩山川沿いに広がる村。南東は多里たり宿・萩原はぎばら村。萩山ともいう。萩山川を遡上し、国境萩山峠(現在の竜駒)を越えて出雲国仁多にた横田よこた(現島根県横田町)に至る。正保国絵図には当村から峠まで一五町、峠から横田村へは二里で大雪の際は牛馬不通とある。拝領高は六五石余、本免は五ツ三分。寛永一〇年(一六三三)の図帳写(日野郡史)に「多里村ノ内上萩山」とみえ、田方六一石余の等級は上田六反余・中田一町四反余・下田九反余・下々田八反余、発方の下田一畝・下々田二反余、畑方一〇石余の等級は上畑一反余・中畑二反余・下畑五反余・下々畑一町余、発方の下々畑五畝、切畑一町二反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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