上足・挙足・揚足(読み)あげあし

精選版 日本国語大辞典 「上足・挙足・揚足」の意味・読み・例文・類語

あげ‐あし【上足・挙足・揚足】

〘名〙
① (獣や鳥が、地面をひっかいたり休んだりするために)足をあげること。また、その足。〔日葡辞書(1603‐04)〕
片方の足を曲げて他方の足の上に乗せること。また、そのような形で腰を掛けたり、あぐらをかくこと。〔日葡辞書(1603‐04)〕
咄本・軽口もらいゑくぼ(1716‐36頃)三「亭主長老にあふて時宜もいはず、挙足(アゲアシ)してゐける」
相撲柔道などで宙に浮き上がった足。浮き足。
④ 相手の言いそこない。→あげあしを取る②。
⑤ 相場の値動きの足取りが上昇傾向にあること。⇔下げ足

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android