上馬伏村(読み)かみまぶしむら

日本歴史地名大系 「上馬伏村」の解説

上馬伏村
かみまぶしむら

[現在地名]門真市城垣しろがき町・上馬伏・下島しもしま町・宮前みやまえ町・北巣本きたすもと

上島頭かみしまがしら村の東、東流する寝屋川右岸の平坦地の村。寝屋川の対岸萱島流作かやしまりゆうさく新田(現寝屋川市)。北部を東西に清滝きよたき街道が通り、同街道沿いの北部に東西に分れて西上馬伏にしかみまぶしと東上馬伏の二集落がある。集落規模は西上馬伏のほうが大きい。「河内国小松寺縁起」に載せる久安元年(一一四五)の近衛天皇綸旨に地名がみえ(ただしこの文書は検討を要する)中世には馬伏庄があった。正保郷帳の写とみられる河内国一国村高控帳では高五〇四石余、小物成として葭蓮年貢米七石九斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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