上鷹見村(読み)かみたきみむら

日本歴史地名大系 「上鷹見村」の解説

上鷹見村
かみたきみむら

[現在地名]豊田市上高かみたか

勘八かんぱち山の南東に位置し、小呂おろ・下鷹見と隣接する。成合ならいからくらヶ池に至る線上に、北北東から南南西に延びる藤岡面の断層がみられ、高度差は七〇メートルある。文久二年(一八六二)の村絵図によると、千鳥ちどりヶ池から流れる一ノ瀬川が村を横断し、南部の山々から流れ出る小さな川が、村の西北端で一ノ瀬川と一つになる。清通せいつう寺・八幡宮・山神社は、一ノ瀬川の北にある。

天正一九年(一五九一)の上宮寺末寺法制定連判(上宮寺蔵)に「たきみ 明慶」、同年の上宮寺末寺帳(同寺蔵)に「たきみ 専正坊」とあり、「たきみ」と記す。この上宮じようぐう(現岡崎市)末道場は、文明三年(一四七一)創建と伝える清通寺とされている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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