下コハリ(読み)しもこわり

精選版 日本国語大辞典 「下コハリ」の意味・読み・例文・類語

しも‐こわり‥こはり【下コハリ】

  1. 〘 名詞 〙 義太夫の節の一つ火事や物の怪(け)など、無気味で恐ろしい印象のところに用いる、すごみのある節。中音のこわり
    1. [初出の実例]「挑燈(ちょうちん)松明(たいまつ)星のごとく、下コハリ天を焦せばまんまんたる、海も一目に見へ渡り」(出典:浄瑠璃・義経千本桜(日本古典文学大系所収)(1747)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android