下の宮(読み)シモノミヤ

精選版 日本国語大辞典 「下の宮」の意味・読み・例文・類語

しも【下】 の 宮(みや)

  1. 一つの神社が、二つまたは三つの宮からなり、それぞれが神殿や拝殿を備えている場合、その建物の位置がもっとも下方にある宮をいう。しもの社(やしろ)
    1. [初出の実例]「あしこにたてるはなに人ぞ、稲荷のしものみやの大夫みむすこか」(出典:梁塵秘抄(1179頃)四句神歌)
  2. 宮中で、御子たちのいる所。
    1. [初出の実例]「しものみやには余りな親しうなおはしましそなど、聞えさせ給も理にて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)もとのしづく)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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