日本歴史地名大系 「下之内村」の解説 下之内村しものうちむら 栃木県:今市市下之内村[現在地名]今市市下ノ内・千本木(せんぼんぎ)南東へ流れる行(なめ)川の峡谷とその北側の田(た)川流域にまたがる。行川南岸の谷間に下(しも)ノ内(うち)行川(なめがわ)の小集落があり、大部分の集落と耕地は田川両岸の段丘上にある。北・東・西は千本木村。都賀(つが)郡に属する。元和六年(一六二〇)徳川秀忠により東照大権現社領として寄進されたうちに下之内村四三石余がある(「東照宮領目録」日光山御宮方書物之写)。慶安郷帳では畑高四〇石。元禄元年(一六八八)南の長畑(ながはた)村との入会争論があり、同六年には室瀬(むろぜ)村との間に山境争論が起きている(「山口図書裁許状」江川武文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報