下井草村(読み)しもいぐさむら

日本歴史地名大系 「下井草村」の解説

下井草村
しもいぐさむら

[現在地名]杉並区下井草二―五丁目・清水しみず一―三丁目・井草一―五丁目・上井草かみいぐさ一―二丁目

天沼あまぬま村の西に位置し、南端近くを青梅おうめ街道、北東部を中野村(現中野区)で分岐して武蔵国所沢に至る道(所沢道)が通る。もと上井草村と一村で、井草村と称した。徳川家康の関東入部以前は小田原北条家の家臣山形領。のちに幕府領となり、次いで板倉重宗領、井上正利領を経て正保二年(一六四五)旗本今川領となったという(天保五年「万覚帳」慶応義塾大学所蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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