日本歴史地名大系 「下佐山村」の解説 下佐山村しもさやまむら 群馬県:沼田市下佐山村[現在地名]沼田市佐山町(さやままち)上佐山村の南にあり、西は三峰(みつみね)山を隔てて後閑(ごかん)村(現利根郡月夜野町)、東は相(あい)の山を隔てて中発知(なかほつち)村、南は石墨(いしずみ)村。集落は南流する四釜(しかま)川沿いにある。古くは上佐山村と一村であった。元禄郷帳では高一八六石余で幕府領。宝永元年(一七〇四)沼田領村々石高書上では同高で、うち一〇石は番役給、反別は田方一六町四反余・畑方四〇町二反余。文政(一八一八―三〇)頃の氏姓一覧(武井文書)では家数五三、沼田藩領。弘化四年(一八四七)と思われる紀州用材川下触廻状控(高橋文書)によれば和歌山藩江戸藩邸の普請用材として檜・栂など諸木が買付けられている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by