下佐脇村(読み)しもさわきむら

日本歴史地名大系 「下佐脇村」の解説

下佐脇村
しもさわきむら

[現在地名]御津町下佐脇

上佐脇村の北方にあたる。音羽おとわ川を挟んで西方にしがた村と対している。伊奈いな(現小坂井町)から御馬おんまへ至る平坂へいさか道が通る。

天文年中(一五三二―五五)奥平九八郎領、その後水野備後守領となり、また幕府領に属し、正保二年(一六四五)土井周防守領、天和元年(一六八一)松平和泉守領、元禄一三年(一七〇〇)板倉近江守領、宝永七年(一七一〇)松平丹後守領、享保三年(一七一八)幕府領、明和七年(一七七〇)吉田藩領となり、また田沼氏領に替わり、天保元年(一八三〇)より西尾藩領になった。「佐脇村誌」によると、文政元年(一八一八)下佐脇新田が開発され、翌二年の竿入で高一二石余を検出。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android