出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
愛知県南東部、宝飯郡(ほいぐん)にあった旧町名(音羽町(ちょう))。現在は豊川(とよかわ)市の北西部を占める一地区。1955年(昭和30)赤坂町と長沢、萩(はぎ)の2村が合併し、町中を流れる音羽川の名をとって音羽町と改称。2008年(平成20)豊川市に編入。名古屋鉄道本線、国道1号が通じる。東名高速道路音羽蒲郡(がまごおり)インターチェンジがあり、そこから音羽蒲郡道路(三河湾オレンジロード)が分岐する。中心地の赤坂は東海道五十三次の宿場で、赤坂―御油(ごゆ)両宿間はわずか1.7キロメートルほど。その間600メートルにわたって松並木(国指定天然記念物)がある。宿場町の名残(なごり)をとどめ、いまも商店が立ち並び、関川神社には「夏の月御油より出でて赤坂や」の芭蕉(ばしょう)句碑が建っている。地域は住宅化が進み、工業団地も造成されている。南端にある宮路山は紅葉の名所として知られ、付近は三河湾国定公園に含まれる。
[伊藤郷平]
『『音羽町誌』(1975・音羽町)』▽『『音羽町史』全6巻(2001~ ・音羽町)』
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…宿駅の近くには,持統天皇や源頼朝の宿泊跡と伝えられる宮路山がある。1894年町制,1955年音羽町となった。【渡辺 和敏】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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