20世紀日本人名事典 「下啓助」の解説 下 啓助シモ ケイスケ 明治・大正期の水産技師 水産講習所所長。 生年安政4年(1857年) 没年昭和12(1937)年8月21日 出生地江戸 経歴小学校の教員を務めたのち明治17年農商務省に入る。以後、一貫して水産行政に当たり、初の全国的な水産業実体調査を実施して27年にその報告を「水産業特別調査」としてまとめた。のち水産課長・水産講習所所長などを歴任して退官。著書に水産行政の貴重な証言として高い評価を得ている「明治大正水産回顧録」や「露領漁業沿革史」などがある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「下啓助」の解説 下啓助 しも-けいすけ 1857-1937 明治-大正時代の官吏。安政4年生まれ。小学校教員をへて,明治18年農商務省にはいり,水産課長,水産講習所(現東京水産大)所長などを歴任。全国の水産業の実態調査をはじめて実施し,27年「水産業特別調査」にまとめた。昭和12年8月21日死去。81歳。江戸出身。著作に「明治大正水産回顧録」「露領漁業沿革史」など。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「下啓助」の解説 下啓助 没年:昭和12.8.21(1937) 生年:安政4(1857) 明治大正期,水産振興に尽くした農商務省技師。明治17(1884)年,農商務省に入り,ほぼ一貫して水産行政を担当。水産業の全国的な実態調査をはじめて実施し『水産業特別調査』(1894)としてまとめた。水産課長,水産講習所長を経て退官。著書『明治大正水産回顧録』は水産行政,業界事情についての貴重な記録である。 (加瀬和俊) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by