下地子(読み)したじっこ

精選版 日本国語大辞典 「下地子」の意味・読み・例文・類語

したじっ‐こしたヂッ‥【下地子】

  1. 〘 名詞 〙 将来芸娼妓にするために、遊芸などを習わせ養育しておく童女。芸娼妓になるための見習い期間中の者。おちょぼ。したじこ。
    1. [初出の実例]「此頃目見に来てゐるしたじっ子が、〈これげいしゃしたじの子といふりゃくしことばなり〉ありまはアな」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)初)

したじ‐こしたヂ‥【下地子】

  1. 〘 名詞 〙したじっこ(下地子)
    1. [初出の実例]「万事気のつきるかつかつ下地(シタヂ)子の布子下女が割しさしみ皿まで」(出典:浮世草子・椀久二世(1691)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む