日本歴史地名大系 「下好間村」の解説 下好間村しもよしまむら 福島県:いわき市旧好間村地区下好間村[現在地名]いわき市好間町下好間好間川右岸にあり、東は久保町(くぼちよう)村を経て磐城平(いわきたいら)城下、北は小谷作(おやさく)村、西は中好間村。もと好間(好島)村のうちで、文禄四年(一五九五)以前に南好間村と北好間村に分村し、南好間村が慶長一三年(一六〇八)までに上・中・下の好間村に分村したと思われる。中世には好島(よしま)村とみえ、好島西庄のうち。文保元年(一三一七)三月一日の伊賀光貞書下(飯野八幡宮文書、以下断りのない場合同文書)によれば「好島村御年貢」が今年から本寂房により沙汰されると通知されている。なお元久元年(一二〇四)九月一〇日の八幡宮領好島庄田地目録注進状写に「好島三郎」の名がみえ、好島氏は岩城氏の一族である。嘉暦二年(一三二七)七月一六日の伊賀光貞譲状によれば「みちの国よしまのしやうのうちい井のゝ村、ならひによしまの村」の預所職などが三郎盛光に譲られている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by