日本歴史地名大系 「久保町村」の解説 久保町村くぼちようむら 福島県:いわき市旧好間村地区久保町村[現在地名]いわき市好間町(よしままち)下好間(しもよしま)東は磐城平(いわきたいら)城下、西は下好間村で、城下に近接するためほとんど城下町のうちのように考えられていた。磐前(いわさき)郡に属した。近世は磐城平藩領。元禄郷帳に高九四石余とある。旧高旧領取調帳では高一〇一石余。延享四年(一七四七)の村明細帳(内藤家文書)によれば本田高五四石余・反別七町五反余、新高七石余・反別七反余で、百姓は磐城平城下の久保町のうちにいるので家数・人数はないとある。明治一二年(一八七九)下好間村に合併。字大舘(おおだて)には北から臨済宗妙心寺派長興(ちようこう)寺・真宗大谷派明賢(みようけん)寺・曹洞宗大林(だいりん)寺・真宗大谷派光景(こうけい)寺・曹洞宗青雲(せいうん)院がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by