下室賀村(読み)しもむろがむら

日本歴史地名大系 「下室賀村」の解説

下室賀村
しもむろがむら

[現在地名]上田市室賀

上田の西部を東流する浦野うらの川の支流、室賀川の下流一帯の集落。東と南は小泉こいずみ村、西はおか村、北は上室賀村に接する。北部は狭い谷間の平地で、下流は浦野川沿革の平坦地に向かって開けている。上手わで組・田中たなか組・神宮寺じんぐうじ組・たけノ組に分れる。

中世末まで室賀郷に属し、天正一八年(一五九〇)上下室賀村に分れたという(長野県町村誌)。慶長一三年(一六〇八)真田氏支配の上田領最初の貫高帳(大井文書)には「二百二貫文 下室賀」と記され、仙石氏時代に入った元和八年(一六二二)の上田領高石帳(仙石文書)には「二百二貫文」、石高にして「高四百九拾八石九斗四升 下室賀村」とあり、これが以後の村高となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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