精選版 日本国語大辞典 「下引」の意味・読み・例文・類語 したっ‐ぴき【下引】 〘 名詞 〙 江戸時代、犯罪者を捕えるために正業を営みながら目明(めあか)しの配下となって、各種の情報を収集した者の称。したびき。[初出の実例]「手前達のやうな下(シタ)っ引(ピキ)にあげられて堪るものか」(出典:半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉春の雪解) した‐びき【下引】 〘 名詞 〙 =したっぴき(下引) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の下引の言及 【目明し】より …房のない十手をもって犯罪の探査をしたが,同心の命令がなければ逮捕はできなかった。勢力のある親分は多数の子分(下引)をもち,料理屋,絵双紙屋などを営んでいた。同心の出す給金は年1分くらいでわずかだが,吉原の遊女屋から月々に多額の金をもらい,また芸者,隠売女(かくしばいじよ)などから金を取り立て,大店(おおだな)の商人からは盆暮の付届けがあった。… ※「下引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by