下有明村(読み)しもありあけむら

日本歴史地名大系 「下有明村」の解説

下有明村
しもありあけむら

[現在地名]神林村有明ありあけ

ひやつ川の流域にあり、西は今宿いまじゆく村、北は小出こいで村に接する。南の八王子はちおうじ神社を境に上有明村へ続く。字庄境しようざかいは中世の小泉こいずみ本庄ほんじよう加納かのうの境にあたり、北が本庄、南が加納であったとされる。元禄郷帳に上有明村枝郷として村名がみえる。慶安元年(一六四八)有明村は大村で庄屋一人で勤めかねるため上下二村に分れたという(元禄一三年「殿岡組新入村々帳」板垣総兵衛氏蔵)近世は村上藩領。享保一九年(一七三四)の村明細帳(同氏蔵)によれば、田畑四二町一反余・新田畑二町三畝余、家数三六(うち百姓二一)・人数一八九、馬九。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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