日本歴史地名大系 「下桜田新田村」の解説 下桜田新田村しもさくらだしんでんむら 秋田県:仙北郡中仙町下桜田新田村[現在地名]中仙町豊川(とよかわ) 下桜田角館(かくだて)(現角館(かくのだて)町)と六郷(ろくごう)(現六郷町)を結ぶ街道の平坦地にあり、東は葛川(くずかわ)村、南は野田(のだ)村、西は八幡林(はちまんばやし)村、北は桜田(さくらだ)村と接する。「六郡郡邑記」に「下桜田村新田字加らる 八軒。小滝川村一軒、ヒラキ村三軒」とあり、享保一四年(一七二九)の黒印高帳(秋田県庁蔵)に新田のみで高四五三石余、当高は三五五石余とある。文政期(一八一八―三〇)の家数は一七軒、支郷の小滝川(こたきがわ)村一軒、開(ひらき)村二軒、八丁堀(はつちようぼり)村四軒、下(した)村三軒の合計二七軒。寛文一〇年(一六七〇)に入角(いりすみ)山に薪入会が認められ、正徳二年(一七一二)には鉈二五丁と定まり、元文五年(一七四〇)の運上銀は三七匁五分であった(中仙町郷土史資料)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by