下江戸村
しもえどむら
[現在地名]那珂町下江戸
那珂川の左岸に位置し、東北に丘陵があり、南は大内村。部垂(現大宮町)から石塚(現東茨城郡常北町)への道筋であった。
「新編常陸国誌」の下江戸村の項に「往古上下二村アリシトミエテ、鹿島社久寿二年神領目録ニ、那珂東ノ内ニ、ヱト〔上下〕合二石トアリ、後上村ヲ併セテ、一村トナス」とみえ、また「村中ニ城ノ内山アリ、江戸但馬守ノ居城ナリト云フ、正宗寺所蔵江戸系図ニ、那珂彦五郎道政、貞和六年八月、石見人三角入道ヲ討チシ功ニヨリテ、那珂東郡江戸郷ヲ給フ、是ヨリ江戸氏トナル、今ノ下江戸是ナリト見ユ」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 