那珂町(読み)なかまち

日本歴史地名大系 「那珂町」の解説

那珂町
なかまち

面積:八二・七三平方キロ

那珂郡の南部に位置する。北は常陸太田市と久慈郡金砂郷かなさごう村、瓜連うりづら町に、東北は日立市と東海村に、東南は勝田市に、西南は水戸市に、西北は東茨城郡常北じようほく町と桂村および大宮町に接する。久慈川と那珂川に挟まれた太平洋に近接する扇形の那珂台地である。北西部は八溝やみぞ山系鷲子とりのこ山地から南東に延びる瓜連丘陵の南端で、他は平坦な台地を形成、畑や水田が開け山林もわずかに散在する。両河川の流域沖積低地肥沃な水田として開ける。国鉄水郡線上菅谷かみすがや駅を中心とする菅谷地区は商業地で、他地区は純農村地帯。国道が三本縦貫している。産業は農業が中心で稲作が主であるが、特産物としては長芋・牛蒡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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