下沢渡村(読み)しもさわたりむら

日本歴史地名大系 「下沢渡村」の解説

下沢渡村
しもさわたりむら

[現在地名]中之条町下沢渡

南流する四万しま川に上沢渡川が合流する地域を占める。村域は四万川両岸に渡り、北側の四万村境は高田たかだ(一二一二メートル)の南側に延びた尾根となっている。古くは西隣の上沢渡村と一村であったと考えられる。万治二年(一六五九)の沼田藩領分書上写によると高一六三石余。寛文郷帳では田方三石余・畑方一五九石余。寛文三年(一六六三)の沼田藩領新検地控では七三六石。貞享二年(一六八五)の沼田藩領再検地控では三六一石余で、元禄郷帳では幕府領。宝暦年間(一七五一―六四)から安政二年(一八五五)まで一時中断しながらも三卿の清水領(安政二年「上知反対歎願書」中之条町役場蔵ほか)、江戸後期の御改革組合村高帳では幕府領一〇〇石余・家数二一と同二六一石余・家数五一に分けて記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android