日本歴史地名大系 「下河原新田」の解説 下河原新田しもがわらしんでん 静岡県:周智郡森町下河原新田[現在地名]森町森太田(おおた)川の右岸沿い、森町村の南にある。周知(すち)郡に属し、別名忠右衛門(ちゆうえもん)新田ともいわれる。宝暦六年(一七五六)森町村忠右衛門と粟倉(あわくら)村久兵衛が太田川の川成地四町歩余の開墾計画を立てた(「済口証文」山中家文書)。開発にあたり借金が増えたので、明和三年(一七六六)久兵衛は「忠右衛門新田」内の持高二分五厘の半分、一分二厘五毛を三〇両で森町村勘左衛門に譲り渡した(「新田譲渡証文並に新田沙汰書」太田家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報