日本歴史地名大系 「下沼部村」の解説 下沼部村しもぬまべむら 東京都:大田区下沼部村[現在地名]大田区田園調布南(でんえんちようふみなみ)・田園調布本町(でんえんちようふほんちよう)・田園調布(でんえんちようふ)一―四丁目上沼部村の南東、多摩川左岸に位置する。対岸は橘樹(たちばな)郡上丸子(かみまりこ)村(現神奈川県川崎市中原区)で、同村とは丸子(まりこ)渡で結ばれる。この渡しは中原(なかはら)往還の渡しで、同往還は村の北東―南西方向に走る。村域の東部は台地、西部は低地で水田が開ける。台地には古墳が多い。田園簿に村名がみえ、田方二〇二石余・畑方二三一石余、ほかに見取場畑一四町六反余、野米九俵があり、すべて幕府領。元禄郷帳では高七六二石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by