下津島村(読み)しもつしまむら

日本歴史地名大系 「下津島村」の解説

下津島村
しもつしまむら

[現在地名]浪江町下津島

請戸うけど川の最上流津島川左岸にあり、南の対岸は三春藩領田村郡津島村(現南津島)。西は相馬藩領津島村。山間ではあるが平坦地が多く、東より阿掛あがけ稗田ひえた小塚こつかなどの集落がある。初め標葉しねは郷、元禄一〇年(一六九七)から山中さんちゆう郷に属した。寛文年間(一六六一―七三)津島村から分村して成立したという。元禄郷帳では高九七石余。天保郷帳では津島村の内に含まれる。家数は元禄一〇年三五、延享元年(一七四四)三二、天明三年(一七八三)二二、同六年一四、文久元年(一八六一)の高一三五石余・田畑一七町八反余、家数一九(うち給人四)とある(浪江町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android